アルミリサイクル

アルミ鉱滓サンプル計量結果表
項目 溶出試験場 試験方法
A B
※水銀(Hg) 0.0008mg/l 0.0008mg/l 昭46年環境庁告示第59号
※カドニウム(Cd) <0.01mg/l 0.62mg/l JIS K0102 55.2
※鉛(Pb) <0.1mg/l 1.1mg/l JIS K0102 54.2
※六価クロム(Cr6+) <0.05mg/l <0.05mg/l JIS K0102 65.2
※ヒ素(As) <0.02mg/l <0.02mg/l JIS K0102 61.1
有害な廃棄物についての判定基準(国内)
有害物質の名称 判定基準
※アルキン水銀化合物(R-Hg) 検出されないこと
※水銀又はその化合物(Hg) 0.005mg/l以下
※カドニウム(Cd) 0.3mg/l以下
※鉛(Pb) 3mg/l以下
有機リン化合物(0-P) 1mg/l以下
※六価クロム(Cr6+) 1.5mg/l以下
※ヒ素又はその化合物(As) 1.5mg/l以下
シアン化合物(CN) 1mg/l以下
PCB 0.003mg/l以下

上記サンプルについては、カドミウムが基準値の倍の数値になっています。
現在(2001年2月)シアン化合物について化学分析中です。
結果判り次第、アップします

法的には上記基準を越えると有害廃棄物となり、国内の一般的な処分場へ搬入できません。しかし、アルミ鉱滓には上記の基準値を越えるものが数多くあることが、弊社の計量データで明らかになっています。有害な廃棄物は、より一層厳格な処分方法が定められ、処理手数料も割高に設定されています。このため不法投棄による違法行為が生じるケースも出ています。しかし、そればかりでなく野積みなどによる保管なども危険な取扱方法の一つと言えます。なぜなら、適正な処理をするまでの保管としてほぼ不法投棄に近い状態で長期間野積み放置されたままになる例もあるからです。保管、放置、投棄などによる二次環境汚染を防ぐにはアルミ鉱滓を100%再利用する道が最も妥当な選択だといえます。

シアン化合物の生成事例と生成反応(東京都立工業技術センター)

アルミニウム合金溶融廃棄物の場合

アルミニウム合金の溶融時に低公害用として窒素ガスを吹き込む処理法が普及しています。しかし、アルミニウム溶融後の廃棄物(ドロス)からシアンが検出されることがあり、シアンの生成や文献等で報告されているシアンの生成過程は次のようにまとめることができます。

  • 事業所の製造過程、あるいは排水や廃棄物の処理工程でシアンを生成する。
  • 排水中に含まれる各種の科学混合薬剤がシアン分析行程の蒸留操作中に反応あるいは熱分解してシアンを発生する。

ここに示したシアンの生成事例は、酸化剤、温度(熱)及びpHの条件によって、一般的に使用されている有機化合物と窒素化合物との反応、あるいは含窒素有機化合物の分解によって比較的簡単にシアンが生成されることを示しています。